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かつて、このハウスの土は黄色土と呼ばれる、酸性度が強く、 |
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水田の畦畔に生えているカヤを 写真で見てもわかるように、カヤに緑色が無くなってから カヤの収穫が始まります。 この理由は、カヤの繊維が多くなるからです。 |
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収穫したカヤをカッタ−(切断機)で1pほどに切った様子です |
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散布し終わった状態です。 土が見えなくなるまで厚く敷き詰めます。 10ア−ル(1000u)の面積に4トン入れています。 |
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米糠を散布しているところです。 土着菌の活動を活発にするための栄養源です 10ア−ルあたり750sを散布します。 |
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ドラム缶を利用して籾殻燻炭を作っている様子です。 煙突を取り外し、そこから籾殻を入れます。下の通気口から火を入れ点火します。 最初は白い煙ですが、白い煙から青い煙に変わった頃にドラム缶をひっくり返して 中のものをかき出し、水を掛けて火を消します。火の気が無くなると、籾殻燻炭の 出来上がりです。 |
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出来上がった燻炭です 籾殻燻炭は、一般の木炭と同じ効果があると言われますので、 |
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有機資材を鍬込むと、被覆のポリフィルムをはぎ取りハウス内の土を 冬から春にかけて雨に打たせます。 その目的は、疲れた土を休ませるのと微生物を活発にさすためです。 雨の量は累計で200o以上が必要です。 |
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耕耘し終わった後を歩くと、10pほど足が沈みます。 |
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雪もまた、土づくりには欠かせないものです。 何で良いのか解りませんが、雨には無いものが有るみたいです。 |
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今年の天候は、高温と少雨そして日照過多でしたが、 色も形も良く、身は果肉とゼリ−がギュッと詰まった トマトが作れました。 味の方は、9月に少し落ちましたが、収量の方は前年 以上のできだったので、とても良かったです。 |
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太く力強い桃太郎の根 | 60p以上深く伸びた 桃太郎の根 |
70p以上深く伸びた ミニトマトの根 |
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収穫が終わったトマトの根の様子です。 収穫後、土の中にどんな肥料や微量要素がどれだけ残っているかを検査して 土づくりの資料にします。 |
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土壌検査を行うときの土の採取は、表層、中層、底層の 3カ所から採取を行います。 その理由は、地層の場所によって残留の肥料とミネラルの数値が違うからです。 |
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3層から採取した土を、陰干しで5日から1週間、乾燥させます。 土中の水分をゆっくと抜くことで、土中の肥料成分含有量を正確に 知ることが出来ます。 |
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土全体が、白く見えるようになったら、塊を壊し篩いで通して、 500t位の量を土壌検査してくれる所へ送ります。 今回は、「JAこうち」にお願いしました。 |
検査の結果は以下のような数値がでました。 腐植の数値が高いのは、それだけ有機資材が多く入っている事を示しています。 pHが低いのと、塩基比率のバランスが悪いので、其処の所の改善に努めながら土づくりを行います。 |
採取場所 | pH (1:2H20) |
EC (1:2H20) |
窒 素 | 有効 燐酸 |
置 換 性 塩 基 | 腐 植 | ||||
硝酸態 | アンモニア態 | |||||||||
定 性 | 定 量 | 石灰 | 苦土 | 加里 | ||||||
1−表層 | 5.8 | 0.48 | 140 | 553 | 71 | 75 | 4.5 | |||
1−中層 | 5.9 | 0.42 | 130 | 536 | 66 | 65 | 4.3 | |||
1−底層 | 6.0 | 0.38 | 122 | 522 | 67 | 71 | 4.3 | |||
2−表層 | 6.4 | 0.45 | 154 | 505 | 67 | 58 | 4.4 | |||
2−中層 | 5.7 | 0.48 | 146 | 547 | 74 | 67 | 4.5 | |||
2−底層 | 5.7 | 0.62 | 14.1 | 144 | 533 | 78 | 60 | 4.4 | ||
3−表層 | 5.4 | 0.44 | 91 | 474 | 60 | 66 | 4.0 | |||
3−中層 | 5.6 | 0.34 | 85 | 456 | 55 | 58 | 3.6 | |||
3−底層 | 5.8 | 0.53 | 13.7 | 104 | 523 | 68 | 73 | 3.9 |
平成19年4月10日、再度土の検査をしました。 診断の結果は、pHは適正、ECは低く、硝酸態窒素が少ないので補給。 置換性塩基は、カリと苦土のバランスが崩れているので苦土の補給。 育苗棟ハウスは、リン酸分が不足しているので補給。 今回の土壌診断には、四国園芸資材店様、多木化学株式会社 肥料営業部 アグリサ−ビス室様 のご協力をいただきました。 有り難うございました。 |
分 析 項 目 | pH | EC | 窒素mg/乾度土100g | 有効リン酸 r/100g土 |
置換性塩基r/100g土 | CEC r/100g土 |
腐植 % |
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(水) | (KCI) | r/cu | アンモニア態 | 硝酸帯態 | カリ | 石灰 | 苦土 | ||||
目標値 土壌区分 |
6.0〜 6.5 | 5.5〜6.0 | 1.0以下 | 2以下 | 3〜15 | 30〜200 | |||||
育苗棟ハウス | 6.60 | 5.70 | 0.28 | 1.3 | 1.5 | 34 | 117 | 430 | 72 | 29.0 | 3.2 |
桃太郎ハウス | 6.45 | 5.05 | 0.21 | 1.2 | 1.6 | 88 | 133 | 557 | 81 | ||
千果ハウス | 6.35 | 5.60 | 0.34 | 1.1 | 1.0 | 75 | 145 | 502 | 84 | ||