平成27年使用可能、化学合成農薬一覧表

栽培品目:トマト、ミニトマト
 

        下の写真は、今年発生が予想される害虫と、病気です
                                 (平成27年 6月 10日更新)

被害状況 使用する薬剤名 使用期間 有効成分の働き 使用回数 カウント数
集団で作物に寄生し養分を吸汁して成長を阻害するだけではなく、ウイルス病を媒介さす。 スタ−クル粒剤
  (殺虫剤)

定植時に一株1〜2gを株本に入れる。
     定植時に使用

口や皮膚からら、アブラムシの体内に取り込まれ、神経刺激の伝達を遮断して死に至らしめる。


今年は使用しない

アブラムシ
作物の養分を吸汁して成長を阻害する。
排泄物が付着した部分に黒カビが発生し品質が低下する。
 ラノ−テ−プ

定植後から収穫終了まで使用
テ−プに塗布された薬剤に触れる事で、その後に産んだ卵がふ化しなくなる。
この薬剤は、作物に直接散布しないのでトマトが汚染されない。
オンシツコナジラミ
農薬は使用しません
全体の被害が10本から20本までですので被害にあった株本を掘り、虫を探して殺します。
モトキリ 食害の様子
葉や実に被害をもたらす アファーム乳

2000倍を散布
出荷前日 神経伝達係の制御性神経接合部に作用し、
害虫の正常な興奮の伝達を阻害させ死亡させる。
ハスモンヨトウ
茎,葉、実に症状が現れる。
品質低下、減収の被害だけではなく、症状がひどくなると枯れてしまう。




アファーム乳剤
2000倍を散布
 出荷前日 神経伝達係の制御性神経接合部に作用し、
害虫の正常な興奮の伝達を阻害させ死亡させる。


トマトサビダニ
葉にカビが発生し、
枯死させ、やがて落葉さす。
アミスター 
オプテイ 
フロアブル

1000倍液を散布
トマト 出荷前日
ミニトマト7日
病原菌に特有の細胞膜形成に必要な
エルゴステロ−ル生合成を阻害し、病原菌の菌糸伸長を制御する。
葉カビ病
葉の表面にうどん粉をふりかけた様に白いカビが発生する。
症状がひどくなると光合成を阻害する。
パンチョTF顆粒
  水和剤
2000倍液
   を散布 
出荷前日
シフルフェナミド 3.4%
トリフルミゾール 15.0%

二つの有効成分を混合することで、それぞれの効果がさらに増強され、うどんこ病に優れた効果を示し、予防効果のみならず治療に効果を期待。
 

ウドンコ病
冷涼と多湿の条件で発生
下位の葉から小班点が生じ、上位の葉へと症状が広がっていく。

ロブラール
     水和剤
    1000倍液

   出荷前日

胞子の発芽阻害、菌糸の伸長抑制効果に期待

予防効果が強く、残効が長い

斑点病
農薬使用とカウント数の 合計 トマト(桃太郎)  0  0
ミニトマト  0  0


農薬の使用を減らす工夫

   
白いマットは、特定の害虫を
寄せ付けない工夫です。
黄色いたんざく型のものは、
粘着トラップで害虫を捕殺します。
 黄色灯の点灯
 夜間に黄色灯を点灯すること
 により蛾の活動を抑え、
 交尾をさせない様にします。
 太陽の光を反射する白色シ−ト
 太陽の光を頼りに水平飛行を保って飛来してくる害虫に対して
 紫外線を反射するシ−トを使用することで、飛来してくる害虫が    平衡感覚を失い飛翔行動を阻止する効果があります。
  微生物農薬の使用
化学合成農薬には使用回数の
制限がありますが、微生物農薬は
微生物によってうどん粉病などの
菌の増殖を阻止するので、使用
回数に制限ありません。
 


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